【読んだ本】嫌われる勇気ーーー自己啓発の源流「アドラー」の教え
すごく今更読みました。
心理学とか行動経済学とか、結構好きみたいですね。
今回、「アドラー心理学」に基づいた話を、
哲学者の先生と、人生に悩む若者(青年)の対話形式で書かれた本となります。
まず、対話形式で進むのでかなり読みやすいです。本を読むのがあまり得意ではない私でもスラスラ読めました。
ただ、論理展開みたいなものが文語ではなく口語で書かれているぶん、
「納得したような気になる」印象でした。
A→B→CなのでA→Cみたいな三段論法のように、
物事が複数あるなかでの論理展開はよくわからなくなりますね。
通勤電車でちまちま読んでるからいけないのでは?と思わなくもないですが。
印象に残っている言葉は、だいたいKindle上ではハイライト線が引かれていましたね。
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない
なんとなく、親がよく私に説いていたことと似たような内容だったのでちょっとびっくりしましたが…。
最後の方は「今、ここを生きる事が重要」という話になって、松岡修造さんかな?となりました。やはり修造さんは正しかったんや。
他者のことを気にかけない、自分が自然と何らかの共同体に貢献したいと思える貢献感が重要、というのは、たしかにそうだなぁとおもいました。
報酬が重要ではあるのですが報酬を前提としない行動ってやっぱり何らかの貢献ができているかどうかに尽きるんじゃないかと思います。
○人間の悩みは人間関係の悩み
○他人の課題か自分の課題かを考え、他人の課題であればそこについて自分がどうにかするものではないと考える
○他人との相対的な位置より昨日の自分との相対的な位置
他の自己啓発本とも似ていますが、人間の悩みはすべて人間関係の悩みであるって結構バッサリ行ってますよね。
確かに、大体の悩みって誰かが絡んでる話ですから、納得ではありますが。
すごくどうでもいい話ですが、この本に出てくる青年がそこそこに口が悪いのが少し気になりました。目上の人に悪態ついちゃあかんよ…。