【読んだ本】幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
前回のエントリで嫌われる勇気を読んだ話を書きました。
今回はその続編です。
観点は「幸せになる勇気」として書かれていますが、
一冊目の「嫌われる勇気」で書かれていた内容とも被る部分があるので、
前作を読んでなくても大丈夫なように書かれていると思います。
こちらは「愛」、「尊敬」、「信用」、「信頼」などなどの言葉について書かれていました。
正直結構理解しにくい話ではありました。納得はしますが…。
人に対する悩みの原因が、その人に対する課題であればこちらは一切関与しない
と聞くととてもドライに感じますが、
「尊敬」という観点でいうと、「この人がこの人らしく進んでいけるように気遣うこと」と書かれており、
かなり相手に対しての尊重の意思が書かれていました。
ここらへんは「すべての悩みは対人関係の悩みである」と書いた前作と矛盾が生じているような…?と思いますが、この背後には「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」という幸福(つまり幸せ)の定義があるということだそうです。
自分の悩みが対人関係の悩みであれば、それは他人が解決すべき課題かどうかを見極めた上で、すべての人に対して「尊敬」の意思を持って与えること(この場合愛情?)によって、対人関係の喜び、いわゆる幸せを得る、ということがアドラー心理学における幸せになる勇気…ということなんですかねぇ。
こういう本を読んでいるともう少し現代文の勉強しておけばよかったと今更思います。