【読んだ本】その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
AmazonでPrime会員の方は無料で読めるサービス(Prime Readingというらしい)があったので、それで読みました。
私はネガティブ思考の人間なので、こういう悩みをどのように考えるか、という本はおそらく何冊でも読もうとするんだろうなぁと思いつつ、
それなりに幅広く悩みを抑えてそれに対する対策が書かれた本です。
この本でびっくりしたのが、注釈がやたら多い。
そもそも、悩みに対して、「哲学者の提示」、「推薦図書」と取り揃えているだけでなく、その話の中でもちょっとした部分にも注釈がついている。
本編と注釈が同じくらいあるんじゃないかと錯覚してしまいます。(注釈は文字が小さいので余計に)
実際どちらも面白かったので、個人的には良かったです。
ただ、まぁ、なんというか、ある種の解決策の一例であって、納得はしつつも実際のその壁にぶつかった時に冷静に対処できるかは自信が無いなぁ、というのは正直なところですね。
また、こういう記述は自己啓発本は特に同じ哲学者や図書を引用していたりするので、それだけ汎用的に使える考え方であるとも言えます。
どう考えるべきか、という事について分かりやすく書かれている良い本でした。
【読んだ本】ドラゴンクエストXを支える技術――大規模オンラインRPGの舞台裏
今度買って読むかーと思ってたら実家に置いてあったので読みました。
ドラゴンクエストXを支える技術 ── 大規模オンラインRPGの舞台裏 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 青山公士
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
シリーズ初のオンラインRPGであるドラゴンクエストXがどのように作られ、運営されているかについて書かれた本です。
バトルシステムなどについては、以前WEB+DB PRESSプラスシリーズの雑誌に掲載されていたものを読んだ覚えがありますが、あれを含めたいろいろ詰め込んだVerという感じです。
私はIT系勤めですが、ゲーム会社のゲーム開発については全く知らないですし、オンラインRPGについても中の仕組みはよくわかっていなかったのでとても勉強になりました。
読む難易度としては、何かしらIT系の仕事をしていたり、開発の仕事をしている方、または該当の学生さんであれば、読めるくらいの難易度だったと思います。
私の場合全然分野が違う(デザインやサウンドの範囲)は、何度も読み直したり調べたりしました。
難しいところもありますが、全体的に読みやすかったですね。
ドラゴンクエストXのゲーム自体もプレイしたことがあるので、そういう意味でも理解しやすかったのかもしれません。
読んだ感想としては、システム開発と似ているところもあって、「そうだよなー、やっぱりなー」というところと、
『良い感じに』とか『担当プログラマーが頑張って』という記載を見ると、「いろいろあったんだろうなぁと感じる部分がありました。
どうしても最後はその人じゃないとできない部分が出てきたりとかしてしまうんですよね。
あぁいうものはエキスパートが集まってできているものでしょうから、本にもない色々な出来事がきっとあったんだと思います。
それでもこの内容が書籍として出されているというのは、実はすごいことなんじゃなかろうか、とも思いました。
ゲーム自体はC++とLuaが使われているそうなんですが、ゲーム開発自体、UnityやUE4使わなければこの2つが主流なんでしょうか?
C++もLuaも名前は知ってますが、あまり使ったことがないので、いじってみたいですね。
ドラゴンクエストXをプレイしていたとしても、IT系ではない方には少し難しい内容なので、
ある程度知識をお持ちの方には良いかなと思います。
表紙に、将来オンラインゲームを作ってみたいという人にはおすすめだと思います。
(その筋の方からすれば、大した内容ではないかもしれませんけど…)
ドラゴンクエストXを支える技術 ── 大規模オンラインRPGの舞台裏 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 青山公士
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【読んだ本】経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる
50冊分の経済学の本の概要(と著者の感想)がまとめられた本です。
高校時代は政治経済を取らなかったので、経済の知識は、
マルクス「資本論」、アダム・スミス「国富論」あたりの言葉の繋がりしかありませんでした。
(中身はもちろん知りません)
知識としてもう少し深めてもいいかと思い購入。(Kindle版)
経済学者(と見せかけて違う学者の方含む)が、
時に国を救うために、
時に他の経済学者を貶めるために書かれた本(原著の翻訳本含む)を、
著者が実際にひたすら読んで、その内容(の概要)を説明してくれます。
絶対大変だったと思います。50冊読み込むとか…。
内容としては、書評と読書感想が混ざったような感じでしょうか。
「経済学って、よく分からないけど何から手を付けたらいいかわからない」とか、
「どういう種類の経済があるのか大体の知識を得たい」という方にはお勧めだと思います。
この本を足掛かりに原著(またはその翻訳本)に手を出すもよし、経済のおおよその知識を得るもよし、といったところです。
一通り読みましたがすごく面白かったです。
まず著者の方の文体が堅苦しくなくて読みやすい。予備校の講師をされている方なので人に教えることに長けているという事もあってか、小難しい経済の考え方などの説明が頭に入りやすいと感じました。
後、それぞれにおける感想も面白あったです。ぶっ飛んだ感想もあって、「これ気になるな…」と思いました。(誘導されているッ!)
それぞれの本ごとの書評の量に差が結構あって、本の中身の差なのか、著者の熱量の差は分かりませんが、気になる場合は筆者が読んだ本を読んでねーという事なんだろうなと思います。
r>gで有名なトマ・ピケティの「新・資本論」や、ブレグマンの「隷属なき道」あたりは、現代の経済について考えさせる内容だと思うので、他に解説本があったら見てみたいかも…。
最近本を読んで思うのですが、私は一度読んでも大半忘れてしまうので、何回も読める本が好きですね。
そういう意味では今回の本のように、概要が分かって読んでいて面白い本の方が性に合っているのかも…。
【読んだ本】知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略
久々更新。本を読んだら書くルーティンが出来ていない。反省。
今回は知的生活についての本です。
知的生活って何?って思うのですが、
そういうのも最初に書いてあります。
ざっくり私の感覚で言うと
私達が普段好きで消費しているものについて、感じた事について記録したり、収集したりするなどして、自分が好きでやっていることや普段やっていることを、少し意識しながら生活することで、長い目で見て有益な結果を得られるようにしましょう、みたいなものだと思いました。
今は情報過多の時代ですから、自分の好きな情報を取り込むことも重要ですが、自分が新しく興味が出てきた事を突き詰めるのも大事ですよね。
そういう吸収、反芻、発信をより効率的に行えるようにライフプランを作っていくと良いですよね。
その一例について書かれた本です。
同著者の「ライフハック大全」も読了していますが、こちらは即効性重視というか、やろうと思えばすぐできる事がたくさん書かれています。こっちも改めて読み直して、記事を書こうかなー。
今回の「知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略」は、もっと長い目で見た(10年後)より良い生活を手に入れるための構築手順書、みたいなものですね。
感想つらつら書きます。
前から気になっていた、scrapboxについても少し書かれていたのでちょっと使ってみようかなと思っています。
あまり色んなサービスを使うとめんどくさくなるので、うまく連携できるとうれしいのですが(Evernoteとか…よく使ってるので…)
あと、本の読み方についても少し書かれていて、やっぱり読書メモって重要なんだなぁと思いました。
私も本を読んだりするんですが、読んだそばから忘れるので、やっぱり意識的に読書メモは取っておいた方が良いなぁと思いました。
Kindleを読んでいるとブックマークやハイライトが付けられるんですよね。
ハイライトに至っては、自分で付けたハイライトを見直せる「メモとハイライト」というWebサービスがあることを知って、
この本を読んでいる途中からさっそく使ってみています。
後で読み直すついでに、気になった部分の要点を抑えられそうですし、これは使っていきたいですね。
後印象的だったのは、やろうと思っていたことが出来なかった(ブログが書けない、本が読めない)ときに、自分を責めがちなんですが、それよりも、それらがうまくいっていたときの状態がどうだったかを探そう、という考え方がとてもよかったです。失敗した時って自分を責めがちですが、自分が調子の良い時ってどういう時だったかなーと考えて、次からはそれを意識してみるというのが良いですね。
また、一定額、知的投資用の金額を設けるというのも不思議に思いましたが、決めていないと「もっとお金があるときに使おう」と思って、消費しない月、結構あるんですよね。これも読んでいて納得しました。自己投資をするなら毎月一定に使うべきですよね。
自己啓発本とかライフハック本とか、好きでよく読むんですが、いろいろ読んでいると、似たようなことが別の本にも書いてあったりするので、重要だったり基本だったりするんでしょうね。
逆にこの本しか書いていない!という時は、その人発祥の新説か、その人にとって有益だっただけ(他の人には効果なし)というパターンがあるので、
「自分でもできそうだなー」とか「やってみようかなー」と思えるものをかいつまんでやってみるのが一番だと私は思います。
そこから習慣化できそうなものはしていって、自分にとって過ごしやすい習慣にしていけたらうれしいですね。
【読んだ本】会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
こういうのは、うまくいかないことを前提に読むのが一番です。
四季報に書かれている内容から、
「どういうものが成長している会社か?」
「どういう情報がプラスと働きやすいか?」
という記載の説明の後、
それを前提として、実際の四季報の読み方を解説されていました。
かなり前提の説明の方を中心に、丁寧に書かれていたので、ある程度知識がある方には冗長かもしれませんね。
最後の面白コメント集はちょっと笑いました。
沢山ありますからそういうのもありますよね。
筆者の説明箇所に、インベスターZの著者の方の公式サイトに「世界一四季報を愛する男」って書いてありました。そりゃそれだけ読んでいれば…。
後で気づいたんですが、純粋に四季報の読み方を知りたいのであれば、
Kindle限定?ですが、下記のような解説書もあります。
しかも無料。(先に気付いていればこっち買ったのに…)
どちらも、四季報作ってるところが出版しているので、かなりポジティブな内容しかかかれていないような気もしますが…まぁいいか。
これを踏まえて久しぶりにもう一回四季報読んでみようかな。
【読んだ本】大事なことに集中する
読みました。
私は本を読んでもあっという間に忘れてしまうので、読んだことについて記録をしておこうと思います。
※注意※
私が読んで感じた事、理解したと思っていることが書かれていますが、
本のすべてを読み解いたわけではありませんし、理解が間違っていることがありますので、
どの様な本かをなんとなく感じる程度にしてください。
あくまでも個人的備忘録です。
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
- 作者: カル・ニューポート,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・一つのことに集中にして質の高い作業を行う→ディープワーク
・あまり集中できない作業を行う→シャローワーク
(メールチェックとか返信とか)
・現代はシャローワークが多すぎるので意識的に減らす必要がある。
・個人事業主などのともかく一つのことに集中しなければならない人は、外部と遮断してそのことだけをするのが良い
・従業員などの、外部との遮断をして作業することができない人は、まず自分が実施する作業の時間を見積もって、実践し、いかに「自分の見積もり通りにいかないか」を把握する。
・次にあらかじめ行う作業の予定を入れておき、その時間の間はその作業しかしないこと。
もちろん突発的な作業が発生した場合は、まずその予定の調整対応を行う事
質の高い作業をいかに行うかを記載した本でした。心構えというよりかは、具体的にどうすれば良いかというのが書かれていました。
実例もかなり出ており、実際にそれをして成功した話がいくつも出てきました。
結局、一つのことに集中するためには、それしかしない環境を構築するか、その作業をする「予定をあらかじめ作って明確にしておく」ことが非常に有効なようです。
SNSはこのようなものに対して害悪とみなされますが、それ以外にも、「非常に有益でかつ、害が少ない」と判定できないものについても、ダメなようです。
すごくどうでも良いですが、海外出版で翻訳された本って個人的にすごく読みにくいんですが、これは慣れなんでしょうかね。
【仮想通貨】仮想通貨とは、を勉強したい
すごく今更ながら仮想通貨について調べています。
とりあえずここら辺の本を買って読書中。
- 作者: 森川夢佑斗
- 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 発売日: 2016/11/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数、ブロックチェーン、PoWプロトコル
- 作者: 大石哲之
- 出版社/メーカー: tyk publishing
- 発売日: 2014/03/12
- メディア: Kindle版
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一冊目は仮想通貨の概要と、今出回ってる仮想通貨の種類を、特徴と併せて解説しています。
ビットコインだけじゃなくて、色々あるんだ、というのがよく分かります(っていうかこんなにあるのか…これでもごく一部…)
MONACOINとか面白いですね。日本製ってところがまた。
二冊目はまだ読み途中ですが、ビットコインの仕組みについて書かれているようです。
私は数学は大の苦手なので、
言葉を変えて説明してくれる本はありがたいです…。
ビザンチン将軍問題の説明のところは大変わかりやすかったです。
仮想通貨系は、投資本が多くて実際の中身を詳しく説明している本がどれなのかわかりにくくて探すのが大変ですね…。
あまりにもたくさん仮想通貨が出来ているそうなので、
主要な用途に合わせて代表的な通貨が残っていくんでしょうか?
色々な企業が、様々な仮想通貨に対してアプローチをかけているみたいですから、
今後がどうなっていくか気になります。
引き続き勉強していきたいところですね。